「本当に良いの…?」

「…うん」

いつもとはちょっとだけ違う雰囲気。

お互いに緊張していた。

「じゃぁ目…閉じて」

「…うん」

私はゆっくりと目を閉じた。

目を閉じると勿論何も見えなくなる。

だけど見なくても分かる君の気配。

私の大好きな君の匂いが近づいてくる。

チュッ―。