「季奈ぁぁぁ~~!!」

「季奈ちゃぁ~ん」

いつめんにクラスメイトがあたしを囲む。
げげげ。そういえばッ!忘れてたしぃ……
うぅ面倒!!

「航輝先輩と何話してたのぉ~??」

あぁもぉ~!!クソ面倒!!

「両親がね~、何か知らないけど仲直りしたらしいのを佐藤先輩に聞いただけ」

「そぉなんだぁ!やっぱ親戚いいなぁ~!!」

「私も紹介してぇ~!」

…もぉマジうざったい……
あ、すんません、こーゆー人間なんで(笑)

もぅ帰りたい……(泣)

ため息をついてから席に逃げ込んで顔を伏せた。

チョンチョン♪

誰かに頭をつつかれる。
とりま無視……してもつつき続ける誰か。

くそ!立ち悪いな!!そう思って顔をあげたら、

「季奈ぁ?大丈夫??」

「めっさめんどくさそうな顔してたよ!」

杏と夕菜だった。
ごめんよわが友よ…立ち悪いなとか思っちゃって(汗)

「だったら聞いちゃNGでしょ~?もー…」

「ってかてかてか!!航輝先輩と何があったの?」

コソっと聞く杏。

「絶対だ~ぁれにもいわなからぁ!」

と、付け足す夕菜。
…さっきNGってゆったんスけど……日本語の意味分かるかいな。

「絶対言わない?」

もう言うしかないだろ……

「「うんうん!!」」

コソッと言った。

親戚ではないこととか…適当に。

「「えええええええええええ?!」」

叫ぶ二人。皆一斉に振り返る。

「静かに!!!」

これ何回目だよ、もぉ……