飛べ、俺。


ちょっと頭がついていかないけど。

ただでさえ緊張してるのにわけの分からないことを言われるとかなり混乱するんすけど…。


「そいえば話ってな~に?」


数学の問題集を閉じながらこっちを振り向く笑顔のキミ。


ついにこの時が来たか…。


男を見せるときだ、成田!!


「あぁー…っと…




お前今好きな奴いんの?」


まずは外堀から攻めていかねぇとな。


「好きな人~?

ん~…


ビミョーかな。」


ビミョー?

それはまたビミョーだな…。

こっからどう切り出せばいいんだ?


「そ、そっか。」


「うん。」


「………それってさ、




































俺のだち……?」