あきれかえった兄の言葉など無視して、妹姫はメディアに目を向けた。
「あなたが。救国の魔女さん? お兄様と結婚するの?」
ぽかんとことの成り行きを見守っていたメディアは、ここで我に返った。
思わず負けじと胸を張ってにらみつけてしまう。
「そ、そうよ」
声が裏返ってしまうのが、情けない。
「ふうん」
きつい緑の瞳でにらみつけられても、シャリア姫は気にもとめなかった。じろじろとメディアを見回していく。
メディアは酷く居心地が悪かったが、やがて、兄よりも父に似た色合いの青い瞳が、なんだか楽しそうに輝き出したのに気づくに至って悪い予感がした。
はたして、
「あなたが。救国の魔女さん? お兄様と結婚するの?」
ぽかんとことの成り行きを見守っていたメディアは、ここで我に返った。
思わず負けじと胸を張ってにらみつけてしまう。
「そ、そうよ」
声が裏返ってしまうのが、情けない。
「ふうん」
きつい緑の瞳でにらみつけられても、シャリア姫は気にもとめなかった。じろじろとメディアを見回していく。
メディアは酷く居心地が悪かったが、やがて、兄よりも父に似た色合いの青い瞳が、なんだか楽しそうに輝き出したのに気づくに至って悪い予感がした。
はたして、

