教室の私の席。

そこで、しゃがみ込んだ楠木と、教室で堂々と、メールアドレス交換☆

手が…

手が奮えて……

赤外線通信を外しまくりww

何回目かで、何とかゲト→→→→→ww

ホカホカなんだ。

フワフワだよ。

教室内でしてるものだから、ちょっと嫌な視線は感じるけどね……

それは…


「今頃メール交換しているウブな人達も居たものだわよね…頭は大丈夫だった? 岬っちゃん」

と言う、キンと甲高い響加の声と…

「アホロかおまいらは」

と、しゃがみ込んでいる楠木を跨ぐ火野上の偉そうな態度が掻き消してくれた。


「……っ」

ちょっかいを出す火野上から逃れつつ、楠木は私に電話をかける。


『みーんみんみんみんみん〜〜〜みーーんみんみんみんみんみん〜〜〜〜つくつくぼーしつくつくぼーし』

あ、鳴った鳴った!

ふふっ

楠木の電話番号ゲト→☆

やばっ

天嬉しいのだ!!!

って……

あれ?

みなさま…

みなさん………

そんな顔で私を見詰めて………どうなされたの??


「何で着信音がセミなのよっ」
「アホっまだ夏じゃないだろがっ」


響加と火野上に突っ込まれる私…


「あははははははは」


私の、代わり??に、楠木の笑い声が、響き渡った。

蝉、良いよ?

一生懸命でさ〜

皆に突っ込まれたけど…………なんか楽しい〜☆

良かった!

今日学校に来て!

眠気も吹き飛んじゃったもの……w