「きょっ響加~~」

「そして、馬鹿だわ岬っちゃん………」

響加がため息をこぼしてる。

私も、ため息をこぼす。

「ま、まったくなお話しで…」

高い所。(……らしい)

お手伝い。(楠木の隣り??)

風強し…(?)

「あぁぁ…正夢になるという夢が…」

頭を掻き毟る。でも、もともとボサボサだから大丈夫…(ん?)

「流石の私も、少しドキっとしたけどね…」

「夢を正夢にする夢なんて夢見ていた事がいけなかったんだぁ。やっぱり、夜は寝ないといけないわ!! きっと、思考能力の低下によるミスだわね……ちっ」

「………え-と…うん。面白いわ岬っちゃん。でも、夢を正夢にする夢を夢見たっていいと思うわ! 青春だわっ」

「背が高くなる夢も、見たくなってきちゃった…」

「そんな事ないわ! 岬っちゃん。背が高い人が欲しいなら、私を誘えばいいのにしなかったでしょ? これは、正夢の兆候ととっていいと思うわ。さぁ、だから、思う存分、夢を正夢にする夢を夢見ようじゃない! 現実で!!!」

ぬおっ

響加ったら、いつになく強いわ。

ガッツポーズを決める響加も凛々しい。

しかし…

強加だわ。

強加週間……

ぷっ(笑)

「よし! 夢を……正夢に、…する夢を夢見るぞ---!  現実で!!!!」

笑いを堪えながら、私は響加に便乗してガッツポーズを決めた。