君・恋・スマイル~初恋~

「ちょっ、ちょっと!
待ってよ!」

「え?
いつもと同じペースだけど・・・・。」

「・・・・。」

真衣はなんだか何かをこらえてるみたいだった。

「もしかして真衣・・・。
右足痛い?」

「・・・ちょっと、ひねっただけ。」

ちょっとでそんなに遅くなるわけねーだろ。

「・・・痛いから、歩くのおせーんだろ?
ほら!」

オレは真衣に背中を向ける。

少しでも、頼りになりたい・・・。