「疲れたぁ・・・。」

さっきまでずっと部活だった私。

泳ぎっぱなしで死にそう。

クロール50メートル10本って、信じられない。

生徒を殺す気かっ!

「あれ?りまり?」

「あ・・・凜。」

凜も部活が終わったみたいで、汗だくで歩いている。

「一緒にかえろーぜっ」

「やだ。汗臭いから近寄んないで。」

「なっ!?」

私が意地悪を言うと凜は「そうか!?」と、急いで体をくんくんし始める。

「嘘よ。」

「・・・バカりまり。」

「何?」

「ごめんなさい・・・。」