「あっ・・・真衣、その、えっと、ごめん!」

「・・・。」

優真も保健室から去った。

今の・・・何のごめん?

私とは一緒にいれないって、好きになれないっていうごめんなのかな。

誰もいない保健室は、なんか真っ白で・・・。

熱だからかな。

世界に1人で取り残されたみたいで、さみしい・・・。

・・・ねぇ、優真。

君は私がこんなにも悲しい時に、傍にいてはくれないんだね。

慰めてなんて言わないのに。

隣にいてくれるだけで、満足なのに・・・。

目から温かいものがこぼれた。

きっと、この涙はとまんなくて、目はいつもみたいに腫れるんだろうな。

頭、すごく痛い。

でもそれ以上に・・・

胸が痛いよ・・・。