「・・・っじゃないっ！」

優真の大きな声で、やっと我に返った。

優真は思音を強く・・・でも優しく引き寄せて・・・。

すごく優しく言葉を紡いだ。

「駄目なんかじゃない！」

「だ、だって・・・」

「思音はちゃんと自分のしたことの重み、わかってるから。」

「おも、み・・・？」

「真衣はわかってくれるよ。思音が、ちゃんと伝えれば。」

伝える・・・。

そうだよね。真衣ちゃんはわかってくれる。

すごく優しいから。

「・・・優真っ」

思わず、優真の胸に顔をうずめた。

「えっ！？し、しお・・・」

「優真ぁ～っ・・・・・・」

そして、また大量の涙がこぼれる。