智の声に安心して、ちょっと泣きそうになる。

雷ってやっぱり苦手・・・。

なんでこんな大きい音するのよ・・・。

弱い自分に笑えてくる。

「あ、あは・・・。先、行ってて・・・・。」

本当恥ずかしい。

私ったら、小さな子供みたいね・・・。

「・・・はぁ・・・。」

智が、あきれたような顔をして、ため息をつく。

「えっ・・・?」

「置いていけるわけねーだろ?乗れよ。」

びっくりした。

智が、私に背中を向けてきたから。

「・・・でもっ・・・」

「あっそ。じゃぁそこで濡れてれば?」

・・・あぁ、もうこのドSっ!!

私はしぶしぶ智の背中に乗る。

こんなことになるならダイエットすればよかった。