「うわっ、雨っ!」

最悪・・・。

せっかく智と2人で花火してたのに・・・。

タイミング悪すぎだっつーの!

真衣と凜は縁側にいたので、すでに家の中に入っている。

家から一番遠いところにいた私と智だけ、まだ雨の降る空の下。

「りまり、いくぞ。」

「うんっ。」

智に手をひかれて私は走りだす。

雨が強くなってきた。

ごろごろっ・・・

やだ、雷!?

ピカッ!

「きゃぁっ!?」

い、今すごく光った・・・。

驚いた私は思いっきり転ぶ。

我ながらダサい・・・。