「?」

私の視線に気づいて智は、何だよ。みたいな顔をする。

「別に私のこと心配しなくたって平気だからっ。」

・・・かわいくない。

私に気をつかってくれてありがとうって、言わなきゃなのに。

「だって、おまえまともに粥も作れねぇのにジャガイモの皮むくなんて試練じゃねぇか。」

何それ。

私のことなめてるのかしらっ!?

本当のことだからこそむかついてしまう。

「・・・・っ!バカにしてるわね?私だってジャガイモの皮くらいむけるわよっ!」

何言ってるんだろ・・・。

そんなのやったことないし。

智もびっくりしてる。

でも、こうなったらやるしかない!

「ちゃんとむいてやるわっ」