おとなしく待つのもつまんないし。

あっちの岩の陰にでもいよっかな、涼しそうだし。

・・・ここにいて、凜くんは私を探してくれるかな。

見つけて・・・くれるのかな。

「思音ー、どこ?」

あ・・・。

凜くんの声・・・。

思音を探してくれてるの?

思音を早く見つけて・・・・。

かわいい笑顔で見つけたって言って・・・。

近くにいるのにね。

なんだかすごく遠く思えるよ、凜くんが。