「ん~・・・暑いな。」

思音のとなりで凜くんがそうつぶやいた。

確かに暑い。

太陽は私たちをガンガン照らしてるし・・・。

「うん。暑いね、凜くん。」

「な、アイス食べねぇ?」

「賛成っ!」

わーい、アイス食べたい♡

「オレはチョコにするけど、思音は?」

「うーん・・・。苺っ!」

「オッケー!オレ、買ってくるから。思音は日陰にいろよ。」

「えっ、悪いよ。」

「何言ってんだよ!こんなに暑いんだぞ。思音、体調崩すなよ。」

「うん・・・。ありがと、凜くん。」

もう・・・やさしいな、凜くん・・。

「じゃ、おつかい行ってきまーす!」

「行ってらっしゃい。」