「校長… 話長すぎです。 生徒のこと考えて話してください。」 体育館全体が一気に静まり返った。 こ、コイツ… やるな―――!!! 生徒全員のいる前であんなこと言えるなんてすごい! 「俺の言いたいことは以上です。」 そう言って男子生徒は縁台を後にして自分の所にもどった。 校長もビックリして目が点になっている様子。 私は思わず、笑ってしまった。