隣をむくと すぐ前にある泰悠の顔





爽やかな印象の泰悠は



いまは 甘えた少年のような表情をしてる







「今日で....学校も終わりか。」




泰悠は弱弱しい声で喋ってくる




「外国とかに行くわけじゃないから


また......会えるよ。」





「その時は......俺が華野を
絶対に幸せにさせてみせる。」




「ハハはっ、小さい夢だね。」




「小さい?」




「うん。」






「........未来に行きたいくらい

デッカイ夢なんだけど。」










泰悠   あんなに優しいあなたに
惚れないあたしって.....バカだよね。
ホント、バカだよ。