~2時間後~

「やっと終わったー!!
校長の話 長すぎて 眠る所だったよ~」

「華野は 何にも気にせず どこでも
眠るからねえー!!」

「ちょっと、美沙ー!!」


ふざけあいながら 教室へ戻る あたしたち。

教室の前、ドアを開けた瞬間・・。

「うわッ!」目の前が暗い。

男子の学ランがうつる。
顔を上にむけると・・・。


「よッ!!」


なんで コイツが・・・。

って・・・


「まさかッ。クラス一緒・・・?」


「そうだけど。悪いか?華野。」



なんでよーーー!最悪・・・塚、また喋ったし。
また名前呼ばれたし・・・。

「はぁ・・・。美沙、中入ろう・・。
あんた。ちょっとそこドイテ。」


「なんだよ、そのため息ッ。
第一 俺、あんたって名前じゃねぇーし。

俺の名前は、東大 翔人」


「誰も名前聞いてないし。」

「まあ そうだけど。名前と顔くらいは 覚えて欲しいからさ
華野に。」



 だれが、あんな奴の・・・。
てか、中学のときは 男子に苗字で 呼ばれてたっけ?

・・・・・・・

俊哉いがいには・・・。




「かーの? ほら 席つこ?」

「あぁッ!!うん。」


「さっきの人。ちょーイケメンだったね」

「翔人って人?? そう?」

「うん!! 彼氏いるのかな~♪」

「さぁーねッ!!」

確かに、顔はイケメンな方。整ってるし、背は高い。
美人な美沙が気になるのも分かるような気がする・・・。

でもあたしには 忘れられない人がいる。
まだ 恋してる。愛してる。   会いたいよ・・・・・・・俊哉。