純は悲しい目であたしを見る




けど......。






あたしの制服のスカートを掴んだ
純の手を離して 必死に走った













「........泰悠。」








確かに泰悠と書かれていた....。








ゆっくり病室のドアを開けた












「あなたは.....泰悠の友達さん?」






泣いた後の泰悠のお母さんが


聞いてきた