月が席を立った。



どうやら緊張をおさめさせにいくんだろう。





それと同時に翔人はジュースを
入れにいった。








今・・・二人きり。






さっきまで翔人と笑いながら喋っていた
人は あたしのところに寄ってくる。








「久しぶり、華野ちゃん。」






爽やかな笑顔を向けてくる



これじゃ、月が惚れるのもありだな~。







「俺の名前は、泰悠 宜しく。」




細くて長い腕と大きな手を差し出す泰悠






「こちらこそ、宜しく。」




あたしは泰悠の手は握らず 笑顔で返した。