「別に、気にしなくていいよ。」



「だってっー。」



「翔人は俊哉とは関係ないんだからっーーー!!!」



翔人の言葉を遮って、あたしは叫んだ。





翔人はビックリしている。



でも一瞬で、暗い顔に変わった。







「俺が気にしたらダメなのかよ。」




少し沈黙が続くと、翔人がそう弱弱しい声をして言った。




そんなの、当たり前に決まってんじゃん。






「だって、


だって!翔人の傍にいると

俊哉と思っちゃうからだよっー!!!」





あたしは、そういい残して



教室も思いっきり飛び出した。





翔人に あの言葉を言い残した瞬間



涙が溢れ出してきた。