あたしの部屋のドアが開くと同時に。





「か~の ね~ちゃ~ん。」




そう呼んで、あたしの上にダイブしてきた。




「ううっー。」




純だ。





「起きてよ、お~き~て~。」



純があたしの頬を叩く。




「痛い、痛い、いたい。

わかったから。」




あたしは寝起きが悪い。



重たい体を起こす。




「華野姉ちゃんに 会いにきたよ~」




「おはよ、純。」




「ぼくね、熱が一日で治ったんだ~
凄いでしょ?」




「頑張ったね~偉いっー。」



そう言って純の頭をポンポンっと叩いた。