「あ、ごめんねッ・・・。」



あたしはすぐ、笑顔を作った。




「えへへへッー。」


無邪気に笑う純。





「本当に純は強いね。」






~一階~




階段を下りると、玄関に男の人が立っていた。




「おじさ~ん」



純が叫んで玄関に走る。





おじ・・・さん?




「どうも。」



頭をさげてきた。



「昨日は、純をあずかってくれて
ありがとうございました。」



「いえいえ。」




「華野姉ちゃん、また来るね~」



「うん。」