メモリーズ~I



「じゃあ、放課後メールする!」


「わかった。 ばいばい」


   ☆ ☆ ☆


廊下をあるいていると、目の前から


「かーのーッ!!」

美沙が勢いよく 走ってくる。そして


「ぎゅッーーーー!」


「なに?美沙。」


「ね、今日一緒に帰ろうよ!」

そろそろテストも近いし!」


「あぁ・・・。今日はわかんない。」


「え。もしかして 俊哉くん?」


「放課後。メールするっていわれた」


「アド交換したかー!!
自分から聞いたか~。」




「はぁ。」


何故か不意にため息がでてくる。




何回も何度も 頭の中を駆け巡る
俊哉の言葉・・・・。




「あたしが幸せなときは、大きな心で輝いてる。
あたしが悲しいときは、周りまで暗くしそう。」



あたしが、空みたい・・・・。