「うわッー。」




お風呂をでると、小さい子供が一人
あたしの前にたっていた。



ギュッー。



あたしの服を掴んで顔をうずめた。




「どうかしたの~?」






「______華野姉ちゃんいい匂い。」





「ありがとう♪」




「いまからお部屋に行くの?」



「うん、そうだよ。」



「ぼくも、華野姉ちゃんの部屋に行くー。」




「だめだよ。」



「行くー。」




「どうしても?」


「行きたい・・・。」



「仕方ないな~じゃあ、おいで」




歩き出すと同時に手をにぎられる。