メモリーズ~I


・・・・・・。「ご飯食べたい・・・でも
お金が・・・・・・」


机にもたれかかってると・・・

「浅咲さん。呼んでる。」
クラスの女の子が あたしを呼ぶ。


「え、誰があたしを?」

ドアの前に行くと・・・・


「よ!昼飯一緒に食わない?」

俊哉・・・・。

・・・・・・・。「ぐぅ~・・・・・。」

お腹が・・・・・。


「行く。でも、お金忘れたから おごりね」


「あぁ~だから、あんなに大きな音で お腹がなるのかー。
なるほど!」


「ちょっと。それ ひどすぎない?」


「だって本当のことだろ!」


「それより、早く買いに・・・・。」


俊哉の手をとって 走るあたし。


すると、俊哉の足がとまったと同時に


「華野。」



「ん?なに?」



「買わなくても・・・はい。」


「これ、弁当・・・・。」



「俺、弁当一個じゃ足りないから
いつも 二個かってる。
華野にあげる」

  俊哉。

あたしは満ミンの笑顔を俊哉にむけた。

「サンキュー♪ じゃ貰うね。」



_______屋上



「・・・・・・・・」ポカーン!!
俊哉が口をあけながら 弁当をたべてるあたしを
見てくる。


「何?」

「そんなに腹 減ってたんだな。
ゆっくり食べないと 太るぞッ。」

「ッー!別にいいよ 太っても」