愛しキは死とそノ唇ト



「・・・どうなすったん?」

「御前、気付いてるだろう」


胸が、一際大きく鳴った


「な、なにが?」

「俺が今から伝え様としている事を」

「何のことどす」


惚けてみたって無駄だと知っている