俺はそれから
結衣を忘れようとしてた。
それは
忘れた方がいいからって
思ってた。
でも自分が付けた傷は
ほかの誰かが手当てするんじゃない。
自分でけりをつけなきゃいけないんだ。
ボロボロの結衣は
俺が作り出したんだ。
変えちゃったんだ。
だからこそ
結衣を守るのは・・・・
俺じゃなきゃだめなんだ。
これ以上、悲しませたくないから
傷を増やしたくないから
結衣をこの世の全てから
守りきるんだ。
走り出した。
そして同時に高宮も。
先に結衣を見つけたい。
涙を拭ってやりたい。
「くそ。結衣どこだよ?」
結衣がどこにもいない。
今頃、ひとりぼっちで
泣いてるはずだ。
"俺がいるから
大丈夫・・・離れないよ?"
って安心させてやりたい。
.

