☆2人の正反対王子様★1#


俊 side

俺は高宮俊。
自分でいうけど・・・
俺はカッコいい。
スポーツも万能。

そんだけ完璧な俺は
生まれて今まで女に不自由したことが
・・・・・・ない。


俺に寄ってくる女は
可愛いやつもいれば
はっ?ってやつもいる。

でも男ってやつは
へーんな生き物だから
“来る者拒まず、去る者追わず”



なのに、なのに
この横の席の女・・神田結衣は
俺がかっこよく言っても気にもしない。

おもしろいやつだ。
そう思ってたよ?

・・・・・・・・・でも、
さっきぶつかったときから
胸のあたりがすげぇ痛ぇ・・・。

俺は鈍感でもないから
気づいちまったんだ。


完全に・・・・・・・・・
神田結衣に一目惚れした。


なのに、なのに
嫌い?

お前は俺が嫌い・・・なのか?
初めてだぞ?
俺から好きだって思ったの。

好きな人に嫌われるのが
こんなに苦しいことなんて
思わなかった。



俺はもう教室にいたくなくって
担任に保健室と言って
そこから逃げ出した。



「アイツ、そんなに嫌いなのか?」
でも待てよ?
俺のこと、好きにさせれば
いいんじゃねぇか!


なんていい気分なんだ(笑
だったらできるだけ
神田と・・・・・・・結衣と一緒に
いたい。


教室に戻ると
誰もいなくなっていた。

窓から外を見ると
体育館の外にみんなが
並んでいた。

「そうか!入学式だ」
俺は急いで体育館へ向かった。





今思え返せば、
この時に行かなかったら
まだ結衣のそばにいれたのかも・・・。

なぁ・・・結衣。