「・・・・・・・和哉くん?」
そんな風に愛しい声で
呼ばれた俺の名前。
振り向くと
中1の時より少し大きくなって
大人っぽくなった結衣が。
「えっ?和哉の彼女か?」
そう問われた俺。
ごめん、結衣。
こんなこと言いたくないよ?
今すぐにでも
抱きしめてやりたい。
でも...
俺はお前に嫌われる必要があるんだ。
だから敢えて
お前が傷つくようなひどいことを。
「知らね。お前ら遊べば?」
結衣は悲しそうに俺をみた。
そんな目でみんなよ。
ホントはお前が一番大事だよ?
でも素直に言ってやれない俺を
許してくれ。
ごめんな?
お前のそばでずーっと
見守ってやるから。

