「会長ー」 いきなり、聞き覚えのある声が聞こえた。 後ろを振り返ると、碓氷がいた。 「何度言ったらわかるんだ!!神出鬼没するな!!!」 「俺、さっきからいたのに?」 「お前、いつからいたんだよ」 「えっと・・・確か、屋上の柵に手をかけ、ため息をついて『はぁ・・・サービスか・・・』って言っていたところからかな?」 「最初からいたんじゃないか!」