知らなかった僕の顔

僕は、今朝の出来事を森若ちゃんに話した。

森若ちゃんは、途中爆笑しながらも、僕の恐怖体験を聞いてくれた。


「矢島さんて、ゲイだと思う?」

ゲイの友達を持つ、頼もしき森若ちゃんからのアドバイスが欲しかった。


「うーん、ゲイかどうかは別としても、朝の6時に引っ越しの挨拶に来るのは、かなり常識を無視した人だね」

「やっぱりそうだよね…今後あの人と、どういう近所付き合いをしていけばいいんだろう…」