夏休みが終わっても、僕と森若ちゃんの暮らしには、さほどの変化はなかった。


彼女は、靴屋の閉店セールが終わる秋までの契約でアルバイトを続けている。


森若ちゃんがいつか言っていたように、秋はいつの間にかそこまで来ている。