山に着いて、私は七輪の上に、3つの練炭を重ねた…
ここは、カップルもたまに来る穴場だった。
家から5分も離れて居ない。
でも私がこの場所を知っている事は、彼すら知らない。
これでラクになれる…
そう思ったら清々しかった。
病気を治そうとする事もしなくて良い…
娘も、病気の私といるより、無理矢理にでも、旦那と生活した方が良い環境に決まっている。
彼もラクにしてあげられる。
この時彼は、会社からご栄転の話しがあった。
本来なら喜ばしい話しだ。
でも彼は、知らない土地へ私を連れて行く事を拒み、ご栄転の話しを蹴った…
結果、円満退職と言う形を取らされた…
全て、私が居なければ、上手く回る話しだと思った…
だから消えてしまおう…
私は眠りについた。
.
