その日の夜、娘が寝てから、遺書を書いた。
息子、娘、岡先生、そして弁護士。
弁護士への遺書には、私が亡き後、何が何でも娘を旦那に渡してくれ、とお願いをした内容だった。
岡先生には、今までの感謝を述べて、それでも病気に負けてしまった自分を許して欲しい、先生に出会えて幸せだったと言う内容。
子供達には、それぞれへの思いを綴った。
そして彼へ、この遺書全てを私が亡き後、弁護士に渡してくれと綴った。
途中、彼から連絡が来た。
「家にいるよ?
もう少ししたら寝るね、おやすみ。」
そう嘘を付いて、私は車で山に向かった…
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