一番の苦痛は夜だ。 この病院には、閉鎖病棟の中に、更に個別の柵だけの閉鎖病室がある。 全部で6部屋ほど。 その中の入院患者さんは、皆、認知症を患った人達だ。 朝昼夜、関係無く、 「開けて〜!ここを開けて〜!」 と叫んでいる。 酷い人は、寝ながらドアノブを握り締めながら、うわごとの様に、 「開けて〜」 と呟いてる人も居た。 これは、眠剤を服用していても、寝不足になる。 心の病の患者と、認知症患者を同じ閉鎖病棟にする意味が分からなかった。 .