「エリさん、お見舞いに来てくれてありがとう」 エリの胸の奥がちくりと痛んだ。 本田先輩の彼女は、今はこの人だ。 「・・・もう来ません。安心してください」 エリは小さなな声で言った。 「そんな・・・エリさん、 あなたは、本田さんのことをまだ好きなのですか?」 困惑したように、彼女がきいた。