「ひ、人を、人を呼んでこなきゃ」 気が動転して、 何から手をつけていいのかわからない。 本田先輩の手がぴくりと動いた。 「本田先輩!しっかり・・・」 エリは音楽室の床に座り込んで、 本田先輩の手を握った。