「もうお金のことは、いいじゃありませんか。 私たちだって松本家の財産はもらえたのだし・・・」 お母さんは、両手に顔をうずめて泣いているようだった。 エリは胸騒ぎがした。 これ以上、聞いてはイケナイような気がする。 (お父さんもお母さんも、どうしたの?何の話?) おどけながら、寝室に入っていこうかとも思った。