俺は春になって,高校に合格しこの町から出ていくことになった。
その時は,さくらが小学三年生になる前だった。
この町から出ていく事をさくらに言ったら,すごく悲しい顔をした。あのときのさくらの顔は今でも忘れられない。
『亰ちゃん出ていくの?』
「うん…ゴメンね…」
『ずっと一緒にいるって約束したじゃん…』
「うん…」
『亰ちゃんの嘘つき…ふ,ふえーん…』
「ゴメン…さくら。でも俺必ずさくらに会いに帰ってくるよ…」
『本当…?』
「本当だよ…さくらが大きくなったところ見たいからね…」
『亰ちゃん…』
「わ!いきなり抱き着くとびっくりするって…」
『私ずっと待ってるね…亰ちゃんが帰ってくるの』
