でも日に日にエスカレートしてくるいじめに、わたしは少しずつ怖くなっていった。



次はなにをされるんだろうって……



「たまご爆弾~!!発射します!!」


ブンッ!


カシャッ……



「きゃあっ!」



「あははっ!矢野さん、それお似合いだよ!!」


カシャッ…


カシャッ……



そう言って次々わたしに生たまごを投げつけてくる。

「謝れば許してあげるのになぁ~♪」


「希咲ちゃんっ…!大丈夫!?」


優ちゃんが早足でわたしに駆け寄る。

「……大丈夫だから…!」