「なんで?」
やっと一言言えた。
それと同時にあたしを見つけてくれた事が、
見つけてくれたりょうをやっぱりすごく好きだって実感した。



「なんで?って俺も授業めんどくさくてさっ!」
「じゃなくて、あたしがここにいること…、
なんで?
わかったの?」
「あのなぁ〜。
俺ら何年の付き合いよ?」少し、呆れたようなあたりまえだろって顔してりょうが言った。