走って校門をとび出した。
いつもりょうと一緒に歩く道。
走って、走って、走って…

あたしがたどり着いたのは公園だった。
よく、りょうと一緒に遊びに来た。
今は小さく見えるブランコに乗って思い切りこいでみた。
思い切りこげば空まで届くんだと信じてたあの頃。
転んだりょうに手をさしのべた、あたし。
転んだあたしに手を差し伸べてくれたりょう。
たくさんの一緒に過ごした思い出たちがよみがえる。