「ちょっと飲ませて!」
畑ちゃんから奪いとったブラックコーヒーは
「・・・うげっ!」
とても苦かったです。
「よく、こんなの飲めるね」
「お前と違って大人なもんでね」
「うぇ~・・・はいはい。」
苦いコーヒーの味が口の中に残る
「畑ちゃん。もう一個プリン。」
「ない」
「うそ~っ!何かないの?」
自分のバックの中を探しても何もない
「・・・まあ、あるっちゃあるけど」
「ちょーだい!ちょーだい!」
「こっち来い。」
手招きされて来た場所は・・・
「あの~・・・?何でこんな事に?」
畑ちゃんの膝の上、です
「ん~?何となく・・・かな?」
体をくるっと回されて畑ちゃんと向かい合うようになる
「・・・な、なんでしょう?」
「甘いモノ・・・いるだろ?」
いるけど・・・欲しいけど・・・
「たーくさん、くれてやるよ。」

