心臓が今にも張り裂けてしまいそうだ。 血液がふつふつと沸騰して、逆流している気がする。 死にたくない。 死にたくない。 死にたくない! ふと、顔を上げると視界の先に、小さな希望が見えた。 汚れた銀色のドア。 出口だ!! 私は、ぐっと太ももに力を込めた。 _