「俺の好きな人、ゆきなんよ。」 耳元で彰の声だけが響いた。 「…あき…ら?」 「付き合ってほしいとか、 そんなんぢゃなくて 悠斗が眠っとる間は、悠斗の代わりに 俺を頼ってほしい。」 彰からの突然の告白に頭が混乱する。 「あ、彰…でも、ゆきは…」 「…だめなん?」 彰が淋しそうに声を震わす