「悠人、 目覚まさんかもしれんのんよ…?」 ポロポロ流れる涙をゆきは拭った。 「覚ます!悠人は絶対に目覚ますからっ」 悠人のお母さんはゆきの肩を掴んだ。 「何十年先かもしれんけど 悠人はかならず目開けるから…っ 死んだりせんよ!?」 …っ。 「ほんまに死んだりせんの?」 ゆきが聞くと悠人のお母さんは 大きく頷いた。 「でも…… ゆきのお父さんは死んだよ?」 あたしがそう言うと、悠人のお母さんは あたしを抱きしめた。 「悠人は死なない…。」 悠人は死なない…。