今にも壊れてしまいそうなゆきを

抱きしめてやりたいのに

ためらう自分がおる…

かわりに、ゆきの頭をなでた。


気づくと、ゆきの顔色はいつもどおり。

手の震えも止まり、

少し頬赤らめとった。





そんなゆきを

心から

守ってやりたいと思った――…。