君の笑顔が







しばらく廊下を進んで、

先生に見つかりにくい所で

俺はゆきをみた。

ゆきはまだよく状況を

理解してないみたいに

きょとんとしとった。


少しだけ、さっきよりも

顔色がよくなっとる。

少しホッとした。

なんて声かければいいかわからんくて

俺は

「大丈夫か?」

とだけ言った。

彼女は頷いた。

でもその瞳には

今にもこぼれそうなほどに

涙が溢れていた。