君の笑顔が




だって…

普段ならこんなの全然平気…

っていうか普通だった。

でも悠人が

あんな顔でゆきを見て

「本気」とか言うけん…。

思い出すだけで顔が熱くなる。

そんなゆきを悠人は

不思議そうにみていた。

「…な、なに?」

悠人と目が合わんように

俯きがちで言った。

悠人は何も言わず

ゆきの顔を眺める。

さらに恥ずかしくなる。

「もう!!なによ?!」

パチっと悠人と目があう。

またあの真っ直ぐな目を思い出して

恥ずかしくなった。